遺伝子組み換え作物って安全なの?メリットとは??

今回は、「遺伝子組み換え作物のメリット」について考えていきます。この世界の食革命の最前線を走っている遺伝子組み換え技術。今回はこの技術がもたらす利益についてまとめていきます。

 

Genetically Modified Organism  GMOやGM作物とも呼ばれることもあります。(故に、以下遺伝子組み換え作物=GM作物とも表現します)

 

日本とEUの遺伝子組み換え作物の利用状況(商品・食品)についての記事は以下へ

EU・日本は何故遺伝子組み換え作物を受け入れないのか?

 

遺伝子組み換え作物に潜む危険性はどんなもの??気になる方は以下へ。

遺伝子組み換え作物って危険なの?デメリットとは??

 

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遺伝子組み換え作物の利点

今現在、世界の食糧問題の最前線で解決への一歩を踏み出している遺伝子組み換え作物。私たちが想像できる以上に利点は多かったりするのです。ではどんな利点があるのか。以下にまとめてみました。

 

  1. 害虫や病気に対抗性UP
  2. 冷害・塩害等の環境ストレスに強くする
  3. 作物内の成分含有量を調整できる
  4. 腐りにくくなる
  5. 収量のUP

 

よく聞くのは、1.抵抗性強化6.収量のUPですね。それ以外にも沢山の利点が存在していましたね。では、実際どんな効果があるのか詳しく見ていきましょう。

 

遺伝子組み換え作物のデメリット・危険性が気になる方は下のページへどうぞ↓↓↓

遺伝子組み換え作物って危険なの?デメリットとは??

 

害虫・病気への抵抗性UP

〇害虫抵抗性

広く一般的に利用されているのが、土壌細菌であるバチルス・チューリンゲンシス(Bt菌)のBt遺伝子です。

Bt遺伝子は、ある特定の昆虫に対して殺菌作用を持つタンパク質を作る事ができます。これを遺伝子に組み込む事で、植物細胞内でも同じタンパク質が作れるようになり害虫抵抗性を獲得させる事が出来るのです。

〇病気への抵抗性UP

人工授粉等の昔ながらの方法で「病気に強い品種」「味の良い品種」を掛け合わせ、「病気に強く、味の良い品種」を作る。というように、一歩ずつ行ってきた品種改良。

これを一瞬で確実に完了させる事が出来るです。

病気に強い品種の遺伝子を解析し、病気に強い部分の遺伝子を特定する。その特定した遺伝子を遺伝子組み換え技術を使い栽培したい品種に組み込む。こうすることで、病気に強い作物を簡単に作る事が出来るのです。

 

→→→

これにより、使用する農薬や化学肥料等を減らす事ができます。更には、病気や害虫に負ける作物の数が減るので収量も増えていきます。

 

環境ストレスに強くする

こちらも有名なものを代表に紹介させて頂きます。

 

環境ストレス(冷害・乾燥・塩害)に強いシロイヌナズナの遺伝子を組み込んだ作物の研究や利用が大きく進んでいます。将来更にこの研究が進むことで「塩害を大きく気にすることなく灌漑栽培を行える」「低温地域や異常気象を気にせず栽培ができる」「砂漠化に歯止めをかける事が出来る」などの大きな利点が生まれてくるのです。

 

この先、地球温暖化や人口増加等の問題に対処するには手っ取り早く解決案を示す事ができ、解決手段の一つになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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成分含有量の調整

こちらも有名なものを代表に紹介します。

 

 

発展途上国で課題になっている、ビタミンA不足によって子供達の多くが盲目になってしまい、そのうちの半数が死に至っているという問題。

これを解決すべく開発されたのがゴールデン・ライスと呼ばれる、遺伝子組み換え米です。

 

これは、お米の中にβカロテン(生体内に吸収されるとビタミンAに変換される)が多く生成される遺伝子を組み込んだもので、ビタミンA不足解決に一役買うのでは?と期待が持たれています。

 

この様に、必要な成分を生成させる遺伝子を組み込ませて栄養素を補完したり、希少な成分を強化したりすることができるのです。

 

 

 

 

腐りにくくなる!?

腐りにくい。というと多少語弊があるのですが、熟成が進むのを遅らせる事が出来るという物です。

皆様お分かりの通り、食物というのは収穫後も生きている為、追熟や蒸散で分かるように成長(腐敗)が進んでいきます。

しかし、ある特定の遺伝子を組み込むことで、それを遅らせる事が出来るのです。そうなると、収穫後から腐敗するまでの間が伸びる事で、廃棄される物が少なくなる等の利点があります。

 

収量のUP

これは大きく分けて二つの影響により効果が見えてきます。

〇高収量形質の追加

こちらは単純で、一つの株から多くの作物を収穫する為に、高い収量を誇る作物の遺伝子を味や病気に優れた作物に組み込みます。こうする事で味や病害耐性を壊す事なく、収量を増加させる事が出来るのです。

〇病害・害虫耐性向上における影響

上記でも記載しましたが、病害虫に強くなったり病気になりにくくなることで、商品化される規格内作物が増え結果的に収量増加につながるという物です。

 

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さいごに

日本ではあまり取り上げられず、おざなりな情報しか入って来なかった為に、あまり知られていなかった遺伝子組み換え作物の利点。

 

今回はそんな遺伝子組み換え作物の利点についてまとめてみました。これを気に、皆様の関心が少しでも遺伝子組み換え作物に向いて頂ければと思います。

 

遺伝子組み換え作物のリスクについて知りたい方はこちら↓↓↓

遺伝子組み換え作物って危険なの?デメリットとは??

 

日本とEUの遺伝子組み換え作物の利用状況(商品・食品)についてはこちら↓↓↓

EU・日本は何故遺伝子組み換え作物を受け入れないのか?

 

参照:遺伝子組み換え農作物の開発について|(独)農業生物資源研究所

 

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