意外と知らない!遺伝子組み換えによる食品添加物生産。

以前公開し、意外と反響が良かった遺伝子組み換え作物シリーズの第4弾という事で、今回は意外と知られていない遺伝子組み換えによって生産される食品添加物について述べていきます。

その他の遺伝子組み換えシリーズは以下からどうぞ。

第一弾EUと日本はなぜ遺伝子組み換え作物を受け入れないのか?

第二弾遺伝子組み換え作物って危険なの?デメリットとは??

第三弾遺伝子組み換え作物って安全なの?メリットとは??

第五弾ゲノム編集と遺伝子組み換えって何?違いは?分かり易く解説。

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遺伝子組み換え作物とは?

一応ですが、軽く遺伝子組み換え作物について説明を入れておきます。

日本では、遺伝子組み換え作物と日本語で表記されていますが、英語では次のように表現されています。Genetically Modified Organism  GMOGM作物です。

 

すごく分かりやすい解釈をしますと、人間の都合の良い様に改造された作物です。

 

DNAの指す情報を人間の都合の良い様に作り変えることで、耐病性の付与・収量のUP・富栄養化・耐薬性の付与等々の本来であれば持ちうるはずのない機能を植物・作物に持たせる事です。

 

食品添加物とは?

食品添加物とは、保存料や甘味料・着色料・香料などの事を指します。なお、それらは各々の食品の製造過程や加工・保存の目的で使用されるものとされています。

また、人の健康に害を及ぼす可能性がある物に関しては、成分の規制・使用量の基準・方法等を定められています。

 

参照:厚生労働省|食品添加物

 

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どうやって作られるの?

皆さんが想像する作り方は上の画像の様に、白衣を着た人が実験室で何やら怪しいものを使って作る。ですよね?

いえいえ違うんですよ。

 

多くの食品添加物は、主に食品・作物・畜産物の成分の一部を利用し作られているのです。それ以外には、石油や天然ガス・鉱物から生成されるものもありますが、厚生労働省が安全であると認められたもの・分量でしか流通はしないので安心して大丈夫です。

 

え?遺伝子組み換え関係ないよね?

 

と思ったそこの貴方。まだまだ話は終わっていません。

食品添加物は上記の二つ以外にもある生き物から作られているのです。

 

それは、、、

 

微生物

 

です。

 

微生物の細胞を粉砕して利用したり、微生物の代謝物(発酵等)を利用したりして生産しているのです。

 

はい。ここです。この利用される微生物が遺伝子組み換えをされているのです。

 

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組み換えにより作られる食品添加物

〇 αアミラーゼ

目的 生産性向上・耐熱性向上・スクロース耐性向上

用途 水飴の製造・澱粉の液化(高温下を含む)・製菓・製パン

〇 キモシン

目的 生産性向上・凝乳活性の向上

用途 チーズ生産

〇 プルラナーゼ

目的 生産性向上・酵素活性向上

用途 アミラーゼの一種で糖鎖の切断

〇 リパーゼ

目的 生産性向上

用途 乳フレーバー製造・油脂分解・製パン・卵白処理・EPA,DHAの濃縮

〇 リボフラビン

目的 生産性向上

用途 ビタミンB₂として。着色料

〇 グルコアミラーゼ

目的 生産性向上

用途 澱粉の糖化・果汁の清澄補助・製菓・製パン・穀類加工

〇 α-グルコシルトランスフェラーゼ

目的 生産性向上・性質改変

用途 甘味料生産

〇 シクロデキストリングルカノトランスフェラーゼ

目的 生産性向上・性質改変

用途 シクロデキストリン含有糖質生産

〇 アスパラギナーゼ

目的 生産性向上

用途 食品加工時のアクリルアミド発生の軽減剤

〇 ホスホリパーゼ

目的 生産性向上

用途 植物油精製・製パン・リゾレシチン製造

〇 βーアミラーゼ

目的 生産性向上

用途 マルトース製造・澱粉食品老化防止剤

〇 エキソマルトテトラオヒドロラーゼ

目的 耐熱性向上

用途 製パン品質維持・マルトテトラオースを含む糖質の製造

〇 酸性ホスファターゼ

目的 生産性付与

用途 酵素

〇 グルコースオキシターゼ

目的 生産性向上

用途 製パン・脱糖

〇 プロテアーゼ

目的 生産性向上

用途 たんぱく分解酵素

〇 ヘミセルラーゼ

目的 生産性向上

用途 製パン・野菜果実の加工処理

〇 キシラナ―ゼ

目的 生産性向上

用途 製パン・澱粉抽出・果汁の清澄

 

参照

厚生労働省|安全性審査の手続きを経た旨の趣旨の公表がなされた遺伝子組み換え食品及び添加物一覧

公益財団法人 日本食品化学研究振興財団

天野エンザイム株式会社|AMANO

三菱ケミカルフーズ|製品情報

(案)遺伝子組み換え食品等評価書 MDT06‐228株を利用して生産されたエキソマルトテトラオヒド-食品安全委員会

株を利用して生産されたシクロデキストリングルカノトランスフェラーゼ-食品安全委員会

アスパラギナーゼの規格基準改正に関する部会報告書(案)試料2-21-厚生労働省

最後に

今回紹介した食品添加物生産にかかわる微生物の遺伝子組み換えについてですが、私たちが直接口にする物には遺伝子組み換え体が混入する事はまず無いので、安心して大丈夫だと思われます。ましてや、日本政府(厚生労働省)のお墨付きなので。

 

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過去の遺伝子組み換え関連の記事は以下をチェック!!!

遺伝子組み換え作物って安全なの?メリットとは??

遺伝子組み換え作物って危険なの?デメリットとは??

EU・日本は何故遺伝子組み換え作物を受け入れないのか?

 

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